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2026年 7月 6日 理論化学の勉強法 〜「暗記」ではなく「考え方」で得点源にしよう〜

こんにちは!東進ハイスクール市ヶ谷校担任助手の天野瑠人です。
今回は、高校化学の中でも苦手な人が多い「理論化学」の勉強法について紹介します。
理論化学は、物質量、濃度、酸と塩基、酸化還元、気体、熱化学、化学平衡、反応速度、電池・電気分解などを扱う分野です。化学の中でも計算問題が多く、「何となく苦手」と感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、理論化学は正しい勉強法で取り組めば、安定して得点しやすい分野でもあります。
1. 理論化学は「公式暗記」だけでは伸びにくい
理論化学で点数が伸びない人に多いのが、公式をただ暗記してしまう勉強です。
もちろん、公式を覚えることは大切です。しかし、理論化学では「どの公式を使うのか」を自分で判断する力が必要になります。
例えば、物質量の問題では、質量、粒子数、気体の体積、濃度などが出てきます。これらをバラバラに覚えるのではなく、まずはすべてを「mol」にそろえる意識を持つことが大切です。
質量が出てきたらモル質量を使ってmolに直す。粒子数が出てきたらアボガドロ定数を使ってmolに直す。気体の体積が出てきたら、標準状態かどうかを確認してmolに直す。
このように、中心となる考え方を持つだけで、問題の見え方は大きく変わります。
2. まずは「基本の意味」を理解する
理論化学を勉強するときは、最初から難しい問題に取り組む必要はありません。
まず大切なのは、基本事項の意味を理解することです。
酸と塩基なら、「酸がH⁺を出し、塩基がH⁺を受け取る」という考え方を押さえる。中和なら、「酸のH⁺と塩基のOH⁻が打ち消し合う」という本質を理解する。酸化還元なら、「電子を失うのが酸化、電子を受け取るのが還元」と考える。
このように、用語や公式の裏にある意味を理解すると、問題を解くときに迷いにくくなります。
特に理論化学では、単位にも注目しましょう。mol/L、g/mol、L、molなどの単位を見れば、何を求める問題なのかが見えてくることがあります。
3. 典型問題を何度も解く
基本を理解したら、次にやるべきことは典型問題の反復です。
理論化学には、よく出る問題パターンがあります。中和滴定、酸化還元滴定、気体の状態方程式、熱化学方程式、平衡定数、電気分解の計算などは、入試でも模試でも頻出です。
最初は解けなくても大丈夫です。解説を見ながら、「なぜこの式を使うのか」「どこに注目すればよかったのか」を確認しましょう。
大事なのは、答えを覚えることではなく、解き方の流れを身につけることです。
一度解いた問題でも、数日後にもう一度解き直すことで、本当に理解できているかを確認できます。
4. 間違えた問題は原因を分けて分析する
理論化学で成績を伸ばすためには、間違えた問題の復習がとても重要です。
ただ解説を読んで終わるのではなく、「なぜ間違えたのか」を必ず分析しましょう。
例えば、計算ミスなのか、単位を見落としたのか、反応式が書けなかったのか、公式の意味を理解していなかったのかで、次にやるべき勉強は変わります。
計算ミスなら、途中式を丁寧に書く。単位ミスなら、問題文に出てくる単位を必ず確認する。反応式が書けないなら、まず反応の仕組みを復習する。
このように、ミスの原因を具体的にすることで、同じ失敗を減らすことができます。
5. 模試の復習で一気に伸ばす
理論化学は、模試の復習との相性がとても良い分野です。
模試では、自分がどの分野でつまずいているのかがはっきり出ます。物質量でミスしているのか、酸化還元が苦手なのか、平衡の考え方が曖昧なのかを確認しましょう。
そして、解説を読んだあとには必ず解き直しをしてください。
そのとき、「この問題は何を聞いていたのか」「どの条件に気づけば解けたのか」を自分の言葉で説明できるようにすると、理解がかなり深まります。
模試は受けるだけでは成績は伸びません。復習して、次に同じ問題が出たら解ける状態にすることが大切です。
6. まとめ
理論化学は、暗記だけで押し切る分野ではありません。
大切なのは、現象の意味を理解し、公式の使い方を身につけ、典型問題を繰り返すことです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、考え方がつながってくると、理論化学は大きな得点源になります。
特に、物質量、濃度、酸と塩基、酸化還元は、化学全体の土台になる重要分野です。ここを固めることで、無機化学や有機化学の理解にもつながります。
夏休み前の今こそ、自分の苦手分野を整理するチャンスです。
市ヶ谷校で一緒に、理論化学を得点源にしていきましょう!









