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2026年 4月 24日 志作文とは?実際に書いてみた感想

みなさんこんにちは!東進ハイスクール市ヶ谷校担任助手の村松です!
皆さんは「志作文」というものを知っていますか?
志作文は、夢・志を言語化して、
自分の受験勉強における「原点」を作るため作文です。
長い受験生活の中では、「今、何のために頑張っているのだろう?」と思うことがあります。
そんな時は、夢や志以外から原動力を生むことは難しいと思います。
自分と向き合う時間をとり、自分の中にある夢や志を言語化してみましょう。
それがこれからの受験生活の中で皆さんを助けてくれると思います。
僕も実際に書いてみたのですが、「毎日の密度を上げていきたい!」と思い、
日々の生活や勉強へのモチベーションが上がりました。
今日は志作文がどんなものか、良ければ実際に僕が書いたものを読んでみてください。
「巨人の肩の上で」
#物理学 #研究 #教育
私は大学受験に失敗した。その時は二度と受験なんかと関わってやるもんかと思った。しかし、今こうして市ヶ谷校で担任助手二年目を迎えている。
私が物理学に魅せられたのは中学生の時だった。この世界を数学という言語を用いて表現できることに感動を覚えた。高校に進学してからも勉強は得意だった。何のためらいもなく理系を選んだ。そして自然に理学部物理学科を目指していた。多くが工学部や情報学部を目指す中で、「就職無理学部」などと揶揄する者もいたが、何も聞こえなかった。何でも良いから物理を学び尽くしたかった。
物理学は、一見すると小難しくごちゃごちゃとした学問と思われがちだが、私はこの世で最も美しい「思想」だと思っている。イスラム思想の言語がアラビア語であるように、物理学の言語は数学だ。混沌とした世界に秩序を見出し、全く無関係に見える自然現象を一つの数式で統一的に記述してしまう。そして、これまでの歴史において、その成果はいつでも社会の基盤となってきた。アイザック・ニュートンは『プリンキピア』を著し、人類に未来を計算する術を与え、文明を大きく前進させた。アルベルト・アインシュタインは、相対性理論を提唱し、物理学の枠を超えて、時空に対する人間の捉え方そのものを変えてしまった。そして、当初は何の役に立つのか予想もつかなかったような理論が、今では人々の手の中で、スマートフォンとなり、世界を丸ごと変えてしまっていたりする。物理学は常に人類文明を前進させてきた。そして私も、その営みに加わりたい。目に見えないような、小さな一歩でもいい。先人達が積み上げてきた山の頂上に石を一つ置いてみたい。私は将来、物理学の研究を通して世界に貢献したい。そして、その営みの価値を次の世代に伝えていくこともまた、同様に重要であると感じている。
ちょうど今から一年前、私は東京の大学への進学が決まり、引っ越してきたばかりの段ボールだらけの狭い部屋の中で、市ヶ谷校に電話をかけていた。「佐藤」という担任助手が電話をとり、校舎長との面接を取り次いでくれた。「担任助手は足りていますので、多分採用できませんよ」と伝えられていたが、少し調子に乗って、スーツに履歴書を持ち、面接に臨んだ。正直なところ、受験とは縁を切ろうと思っていた私が、なぜ市ヶ谷校の門を叩いたのか、今となってははっきりとは思い出せない。しかし、その選択に後悔はない。そして今、市ヶ谷校で生徒たちと関わり、学問の面白さを微力ながらも伝えられていることにやりがいを感じている。生徒が理解した瞬間の表情や、眉間にしわを寄せながら、自ら考えようとする姿勢に触れる中で、学ぶことの魅力は、単に知識を得ることだけではないと感じた。巨人の肩に乗り、学問の楽しさを享受した人間は、その楽しさを次の世代に伝えていくべきだと考えるようになった。
私は将来、大学で教壇に立ち、これから学問と向かい合う人たちに物理学の魅力を伝えていきたい。そのために、私は物理学を学び尽くしたい。そして、研究と教育の両面から、物理学という思想を通して、世界に貢献したい。それが、就職無理学部物理学科に通う私の志だ。








